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「大企業はダメ。中小企業に目を向けて」就活生を誘導するメディアに注意!

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あなたはどんな就活ライフをお過ごしだろうか。

最近と言わず、昔から言われ続けている

「大企業ばかりに目を向けずに中小企業をどんどん受験しましょう」

の文言。

 

かつて就職氷河期と言われた僕の大学時代は今よりずっとこんなことが言われていた。

はたしてこれは本当に正しいのだろうか?

 

今回は僕の実体験、しかも同業種かつ同職種で大企業と中小企業の両方を経験した立場からこの疑問への考察を述べようと思う。

先に述べておくが、僕の職種は自動車業界の設計エンジニアだ。

 

少々議題とは逸れるが、今回いつもと違ってこんなキモい口調なのは、

そう。

 

…雰囲気が出るからだ。

では本題へ進もう。

 

1.メディアに泳がされるな

利用はしても、決して操られてはいけない。

彼らは情報戦略のプロであること、そして彼らもまた営利を目的として働いていることを忘れてはいけない。

 

昨今の売り手市場談議にしてもそうだ。

確かに数ある情報の中から1部を切り取ればそういう受け取り方もできるだろう。

では次の場合はどうだろう?

 

あなたが就活生だとするならば、希望の業界があるはずだ。

「とりあえず働ければいい」

そういう人は今回のテーマとはちょっとそぐわないのでスルーして頂きたい。

 

話を戻して、

あなたの進みたい業界で本当に売り手市場なのか、重要なのは明らかにこの点である。

実際、金融関係なんかでは求人倍率が20%程度と、かなり低いデータが出ている。

それに対し、介護関係は慢性的な人手不足から、常に高い求人倍率となっている。

 

もう一度言おう。

メディアに踊らされてはいけない。

そして、踊るなんて表現、さっきは使っていなかったじゃないかなどと僕の揚げ足を取ってはいけない。

 

メディアが中小企業にフォーカスを当てるのには必ず意図がある。

それは地域活性化であったり、あるいはもっと汚いものかもしれない。

考えて欲しい。

「中小企業が今人気です!みなさん大企業ではなく中小企業に入りましょう!」

そんなことを大きな声で発信しているのはハイパー大企業勤務のアナウンサーだ。

 

もちろん中小企業や零細企業が悪いと言っている訳では無い。

その点は次の項目で触れよう。

 

この章で言いたかったのはたった一つ。

そう。

 

メディアに人生を預けては断じていけない。

 以上だ。

2.大企業のメリット

では、大中小企業のどちらも経験した僕が考える、大企業のメリットとは何か。

世間一般に言われるものから挙げると、

  • 将来が比較的安定
  • 給料がいい
  • 組合が強い
  • 福利厚生が豪華

こんな所だろうか。

これに加えて転職経験者である僕の意見を併せると、

  • ネームバリューの効果は思っているより大きい
  • 人数の母数が大きいので、色々な人と接触できる
  • 優秀な人材に出会いやすい
  • 企業規模に比例して大きなプロジェクトに参加できる
  • プロジェクトにかけられる費用が大きいので自分をめいっぱい伸ばせる
  • 万が一転職する時にもつぶしが効きやすい

 

3.中小企業のメリット

中小企業というとかなり広域な表現になってしまうが、あえて今回は一般的な大企業との線引きではなく、以下の条件に属する企業ということにする。

[条件]

  1. 資本金1億円未満
  2. 従業員500人未満
  3. あるいはその両方

 

さぁ、どんなメリットがあるのか。

メディアなどで紹介されているのは、

  • 地域に密着している
  • 人間関係がいい
  • 仕事の幅が広く、多くの経験ができる
  • ニッチな内容も多いが手に職をつけられる

こんな所だろう。

正直に言う。

そんなもの、なんの根拠も無いし、

全て大企業で経験できる内容だ。

そこで転職した側からの意見を挙げよう。

それがこれだ。

  • 従業員が少ない分、数年働けばほぼ全員の顔がわかるため、仕事の依頼がしやすい
  • 圧倒的にフットワークが軽い
  • ワンマン経営が多く、一部の上位層に気に入られればもはやヌルゲー
  • 規模が小さいため仕事の全体を把握しやすい

どうでしょうか。

特に推したいのはなんと言ってもフットワークの軽さ。

大企業特有の鈍重さはほぼ無いと言っていい。

もちろん企業間の差はあるが、それでも中小企業の方が大企業より重いということは無いだろう。

 

関連部署の人間がほぼ知り合いで、社内外問わず交流があり、面倒な書類の取り交わしがない(少ない)。

これは大企業と比べて最大の強みと言えるだろう。

わかる人にはわかると思うが、こんなに働きやすい環境はない。

 

これだけは言いたい

中小企業は広い範囲の仕事が出来て、大企業では狭いことしか出来ないという風潮。

これは大きな間違いだ。

 

正確には、中小企業での仕事は個人レベルで全体が把握できる規模のものが多い。

それに対して大企業と呼ばれるところでの仕事はプロジェクトの全体像が見えないくらい大きいことが出来るのだ。

 

そしてここがポイントなのだが、

いずれその全体像すらも把握できる時が来る。その時のあなたのレベルは計り知れないものになるだろう。

 

4.新卒での就活では迷わず大企業を狙え

転職市場で有利に働く

これまでの内容で、それぞれの強み、つまりメリットを理解していただけたと思う。

では、各々利点があるにもかかわらずなぜ僕は大企業を推すのか。

 

単純である。

 

転職を考えた場合

  1. 大企業→中小企業
  2. 中小企業→大企業

上記2パターンの場合、圧倒的に前者の方がハードルが低いのだ。

圧倒的だ。

 

実際僕が以前務めていた会社(規模300人程度)では、中途採用者の中でも大手企業出身者はほぼフリーで書類選考通過。さらに面接でもかなりウェルカムな雰囲気だったそうだ。

(中途入社の方の感想より)

 

また、人事課の方の話では、やはり大手からの方だと印象はいいそうだ。

気になることがあるとすれば、

「入社後、うちの規模で満足してくれるだろうか」

「給料に不満はないだろうか」

のような内容。

お分かりいただけるだろうか?

この時点で既に、下手(したて)にまわってしまっているのだ。

 

もちろん中小企業→中小企業の選択肢もあるが、給料などの待遇面に不満がある場合は大企業への転職が近道なのは言うまでもない。

ただし、あくまで相対的な話なので、絶対ではないことを断っておく。

 

また、面接などでの職歴説明においても、「○○(業界の人なら知ってるような社名)で△△年間××の仕事をしていました」

と説明できれば、それだけである程度イメージしてもらいやすい。

 

無名の中小企業での職歴の場合、まずどの程度やれるのかなどという所からかなり慎重に精査されるものと思ってほしい。

もちろんこれまでの業務内容からしっかりアピールできれば問題ないのだが、それができる人はそもそも最初から大企業でも上手くいく人である。

 

誤解を恐れずに言わせてもらえるならば、

中小企業への転職はいつでもできるのだ。

だが大企業の場合はそうはいかない。

中小企業がある程度即戦力の社員を欲しがるのに対し、大企業では生え抜きの自社に最適化された社員を好む傾向がある。

 

就活中にいろいろな企業に目を向けるのは大切なことだが、だからといって最初から大企業を諦めて手堅い就活をする必要は毛ほどもない。

クソくらえである。

 

学歴による足切りがある企業も多いのは確かだが、意外と選考を通過できる所も多い。

書類選考が通過したのならあとは本人の実力しだいだ。

学歴を言い訳にしてはいけない。

 

5.転職でもガンガン狙えばいい

これまでの内容は新卒の大学生や大学院生に向けたものだが、転職市場においても同じことが言える。

 

どうせダメでもともとだ。

ガンガン行こう。

 

もしあなたが大企業に疲れて、中小企業やベンチャーで働きたいと思うのならそれもアリだ。

僕が言いたいのはあくまで選択肢の話。

メディアに流されてどちらかに偏った就活をして欲しくない。

 

後で必ず後悔することになるだろう。

僕はとても後悔した。

なぜベストを尽くさなかったのかと。

 

6.こういう人は中小(もしくはベンチャー)企業向き

大企業バンザーイな内容でお送りしてきたが、実際のところ、小さな会社やベンチャー企業に向いている人も確実に存在する。

 

個人的にはそういう人にこそ大企業を経験して、その経験値を手土産に中小企業で働いてほしいものだが。

 

経験上こんな人は大企業でないほうがいいかもしれない。

  • 会社の人みんなと仲良くしたい(大きい会社は人数が多く、入れ替わりも頻繁にあるので比較的難しいだろう)
  • 自分で全容を把握できる程度の仕事がしたい
  • すでに自分にスキルがあり、そのスキルをもって会社を成長させるという冒険がしたい
  • 中小企業だが自社製品(自社で設計から製造、販売まで網羅している)があり、業界にまだまだ成長の余地がある

最後にあげたのは会社の側の条件。

あなたに求めるものでは無いだが、こういう会社なら働くのも楽しいかなと思ったので一緒に挙げておいた。

 

つまり、

会社を自分の手足のように動かす意識でガンガン挑戦したい人にはやや小さい会社の方がやりやすいと思う。

大きい会社は動きにくい。

みんながいろんな方向に考える。

考えの方向が多ければ多いほど、それらをまとめるのは困難だ。

 

カリスマ的に人を扇動できる人はこの際除外する。あくまで一般的な視点で。

 

 

7.まとめ

 この記事で僕が本当に伝えたかったこと。

それは実は大企業に行きなさいってことではない。

 

メディアに流されて、まるで自分で決めたように勘違いした状態(いわゆる不自由な選択というやつ)で人生を決める判断を下して欲しくないという事だ。

 

学生のうちは選択肢は無限にある。

ただ、将来の選択肢のことも考えて欲しい。

10年後、結婚しているかもしれない。

鬱になっているかもしれない。

親が病気になるかもしれない。

 

そんな時に自分の選択肢を広げられるのは、他ならぬ今現在のあなたの選択だ。

 

安易に考えてはいけない。

流されてはいけない。

将来を真剣に考える時は、今だ。

 

あとがき

いろいろ偉そうに書きましたが急にどうしたかというと、新卒の子と話す機会が最近多く、なんというか、全体的に自分のことを適当に決めちゃってる感があったんです。

 

実はかつての就活生だったころの僕もそうでした。その後悔から抜け出すたった一つの方法は今の行動のみなんですよね。

 

ちょっとでも悩める学生さんの参考になればいいなと思います。

 

ちなみに上で書いたメディアにはこの記事も当然当てはまります。(笑)

騙されるな!

自分で考えろ!